子育て支援に力を入れている新潟市では、近年ふたつの行政サービスを拡大しました。
いずれも子どもがいる家庭に嬉しい制度で、今まで以上に手厚くなっています。
ますます便利になった、新潟市の「産後ケア事業」と「こども医療費助成」について紹介します。
新潟市の子育て支援①産後ケア事業
家族から十分なサポートを受けられない産婦と乳児を対象に、産後ケア事業を展開しています。
これまでは生後1ヶ月までだった対象を、生後4ヶ月までに拡大しました。
退院後の体調や育児に不安があったり、支援が必要な場合に委託医療機関に宿泊し保健指導が受けられます。
利用にあたっては、所得により1日あたり1万円〜2万円が助成されます。
2019年度は新潟市内15の医療機関で実施しており、1日あたりの利用料は2万円〜3万円台となります。
この助成があれば、実質半額から3割引きの価格になるため利用しやすくなります。
・産後ケアの内容
出産後の母体のケアや授乳指導などを受けられます。
沐浴といった乳児の子育て全般にかかる指導もしています。
最大で7日間利用できますから、産後の身体を十分に休養させたいときに利用でき便利です。
・利用方法
希望の医療機関に直接相談し、申請書を提出します。
利用に際しては、窓口で助成金を差し引いた額を支払います。
なお妊娠中(妊娠8ヶ月〜)から利用申し込み可能なので、里帰りができないような事情がある方でも安心です。
新潟市の子育て支援②こども医療費助成
新潟市は2019年4月1日に、こども医療費助成の対象者を拡充しました。
通院に関しては、小学6年生から中学3年生までとなります。
なお入院はこれまで通り高校3年生までが対象です。
・一部負担金
こども医療費助成では、通院・入院ともに一部負担金が定められています。
保険診療であれば支払いの上限が決まっているので、安心して受信できます。
●通院1日あたり530円(医療機関ごとに月4回まで。5回目からは0円)
●入院1日あたり1,200円
通院で同一医療機関を受診していれは、1ヶ月あたりの負担額は最大で2,120円です。
・申請方法
出生や転入で新たに受給資格を得た場合、申請書を各区役所健康福祉課、出張所・連絡所に提出します。
新潟市の子育て支援③その他
妊婦や中学3年生以下の子どもを対象に、にいがたっ子すこやかパスポートを発行しています。
新潟市内にある協賛企業を利用する際に提示すると、各種割引などの特典を受けることができます。
スイミングスクールなど習い事の無料体験や入会金割引を実施している企業もあるため、小・中学生の大きい子どもがいる家庭でも受けられるサービスが豊富です。
2019年現在、700を超える協賛企業があるので、子育て世帯にとって大変お得なパスポートです。
まとめ
ますます手厚く便利になった、新潟市の子育て支援を紹介しました。
市を挙げて子育てしやすい街つくりを推進していますから、すでに子どもがいる方もこれから出産を予定している方にも住みやすいところです。