一戸建てを買うとき、住宅そのものだけではなく、庭をどのように演出するのかも楽しみのひとつ。
そのつくり方にはいくつかの種類があり、どれを選ぶかによって雰囲気がガラッと変わります。
そこで、一戸建ての庭にはどのような種類があるのか、シンボルツリーの選び方のポイントなどを解説します。
一戸建て住宅の庭①:どのような種類がある?
一戸建ての住宅にあわせてつくることができる庭は主に3種類あります。
1つめは、主要居住部分に面している「主庭」。
リビングやダイニングに面しているので、生活するなかで庭が自然と目に入ってきます。
そのため主庭は、住宅のなかから眺めたり、子どもが遊んだりすることを想定してつくります。
そこで、芝生や花を植える、ウッドデッキを設置する、子どもが遊べるスペースをつくる人が多い傾向にあります。
2つめが、住宅の門から玄関にかけてのスペースにつくられる「前庭」。
これは、住宅に住んでいる人はもちろん、お客様を迎えることを意識してつくられます。
花壇を設置して季節にあわせた花を植えたり、細長いスペースの場合、玄関に向けて石畳を並べたりします。
3つめは、建築物に囲まれた「中庭」。
住宅の延長上にあるため、外からの目を気にすることなく庭に出られるという特徴があります。
テーブルを置いたり、モダンな壁や柵を設置したりと、住宅の雰囲気にあわせてプライベートスペースをつくることができます。
一戸建て住宅の庭②:シンボルツリーとは?
一戸建て住宅の顔とも言える庭。
無計画に花や木を植えると、まとまりがない空間になってしまい、あとで後悔することも少なくありません。
そこでおすすめなのが「シンボルツリー」を植えることです。
シンボルツリーは、一戸建ての庭の見栄えを良くすることに効果的です。
ここでポイントなのは、シンボルツリーと一緒に、小さな木や下草を植えることです。
これらをどのようにレイアウトするのかにより庭の雰囲気が決まってきますので、最初にじっくり考えるようにしましょう。
くわえて、シンボルとなる木は、住宅とのバランスを考えて選ぶことが大切です。
住宅よりも大きく成長してしまうと、圧迫感が生じてしまったり、部屋の日当たりが悪くなったりしてしまいます。
さらに、枝が広がりすぎて敷地からはみ出すと、近所からクレームが入る可能性もあります。
そのため、どのくらいの大きさまで成長するのか、どのような成長の仕方をするのかを考えて、植える木を選ぶことがポイントです。
まとめ
どのような庭をつくるのかにより、一戸建ての雰囲気だけではなく、その後の手入れの煩雑さも変わってきます。
最初に凝り過ぎると、だんだんと手入れが追い付かなくなり、気が付いたら庭が荒れ果てていたなんてこともあり得ます。
そうならないように、植える花や木は、手入れをしやすいかどうかも踏まえて選ぶようにしましょう。
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