住宅を購入するときは、自分自身や家族が安心して長く住み続けられるように性能が良い家を選ぶことが大切です。
住宅の性能を一般の方が見極めるのは難しいと思われがちですが、「住宅性能評価書」を活用すると、家の安全性を判断しやすくなります。
今回は住宅性能評価書とは何か解説し、住宅性能評価書付き住宅を購入するメリットを解説します。
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住宅性能評価書とは何か
住宅性能評価書とは、全国共通のルールのもとで住宅の性能を公平な立場から評価し、その結果を表示した書面です。
国土交通大臣に登録した第三者機関が評価をおこなっており、10種類の分野について、等級や数値などで評価しています。
住宅性能評価書は、設計時の図面から評価した「設計住宅性能評価書」と、施工中など複数の検査・調査から評価した「建設住宅性能評価書」の2種類です。
住宅性能評価書があると、客観的な数値から住宅の性能を確認できるため、複数の住宅を比較しながら、自分の希望に合った分譲住宅を選べます。
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住宅性能評価書の項目
住宅性能評価書の必須項目は「構造の安定（耐震性）」「劣化の軽減」「維持管理・更新への配慮」などです。
構造の安定は地震や風、積雪に対する建物の強さを示しており、1～3の等級で表示され、等級3は「建築基準法レベル」となる等級1に対して1.5倍の強さを持ちます。
劣化の軽減は、建築資材の劣化を遅らせる対策を評価するもので、等級3は75年～90年にわたり構造躯体が持つ、耐震性が高い建物です。
維持管理・更新への配慮は、点検口の設置の有無など、点検や清掃、修繕のしやすさを1～3の等級で評価しています。
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住宅性能評価書付き住宅を購入するメリットとは
住宅性能評価書付き住宅には地震保険料の割引が利き、耐震等級に応じて地震保険料が10％～50％割引されることがメリットのひとつです。
また、売主との間で何らかのトラブルが発生した場合、これを解決するために紛争処理機関を利用できます。
さらに、住宅性能評価書付き住宅は長期間にわたって耐震性や耐久性を保ちやすい住宅であることから、資産価値が維持しやすいこともメリットでしょう。
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まとめ
住宅性能評価書付き住宅とは、国土交通大臣に登録した第三者機関が住宅の性能を評価し、その結果をまとめた書類です。
住宅性能評価書は、耐震性や耐久性など、10種類の項目で評価されています。
地震保険料が割引されることや、資産価値が低下しにくい住宅を購入できることが、住宅性能評価書付き住宅を購入するメリットです。
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